前回の実験の分析

前回の実験結果を分析してみる。

命中/回避のステが何らかの形で実際の命中率に影響するはずだけれど、現時点では、それが具体的にどんな形かはよく分かっていない。

仮説

ただ全く手がかりがない状態では、推測のしようもないので、一つの仮説を立ててみる。それは、

「攻撃側の命中と防御側の回避の差のみが実際の命中率に影響する」

というもの。

実際、ロードスでは攻撃側のあるステと防御側のあるステの差のみが実質的に意味を持つ例がいくつかある。代表的なのは

  • 攻撃側のクリ率と防御側のクリ耐性
  • 攻撃側のダメ増と防御側のダメ減

これらは、その差のみが意味を持つ。例えば、クリ率200%の人がクリ耐性140%の敵を叩いた場合と、クリ率800%の人がクリ耐性740%の敵を叩いた場合とで、クリの出具合は全く同じくなる。

これに倣って、まだ未検証なことだけれど、攻撃側の命中と防御側の防御も両者の差のみが重要であると、とりあえず仮定してみる。

前回の分析

その上で、前回の実験結果を分析してみるとこんな感じになる。

命中 - 回避 回避率 - 命中率
40 27%
22 16%
21 15%
3 3%

例えば、命中と回避の差40が、命中率と回避率の差27%と同じ価値を持つと読み取れる。

こうすると見えてくる重要なポイントは2つ

  • 命中1より命中率1%の方が効果が大きい
  • 命中/回避の差が大きくなるほど、その差1毎の効果は少なくなる

1つめは、自分はかなり意外に感じた。

というのも、命中/回避を上げる手段はとても乏しい。レベルによる自然増と、古代語で上げるくらいしかない。
一方で、命中率/回避率を上げる手段は結構たくさんある。(GP、ギルドスキル、コス、装備、バフ等)

となると、希少価値と言うかなんと言うか、入手手段が乏しいものの方が価値があるように感じてしまう。でも、実際にはそんな事は無かったみたい。

それから、2つめは、グラフに表すとこんな感じ
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横軸が命中と回避の差で、縦軸が命中率と回避率の差
緑の線は直線ではなく、右に行くほど少しずつ傾きが低くなる。これは、命中/回避の差が大きくなるほど、その値の1毎の効果が低くなることを表している。

命中/回避実験9

これまでの命中/回避実験は、攻撃側の命中と防御側の回避を揃え、
レベルを色々変えるという形でやってきた。

今日は、逆に両者のレベルを揃え、命中と回避を変えてみる。

実験

101パラが101プリを叩く。
両者のデフォルトの命中/回避は100.5。これに古代語の「正確な」「軽々しい」で、命中/回避を変えながら、全弾命中するギリギリの回避率を探る。

実験結果

命中+40、回避+0

パラが「正確なLv12 (命中+20)」を二つ付け(w古代語)、命中を140.5とする。命中率は95%
プリの回避は100.5のまま。

プリ回避 123% わずかにミスが出る
プリ回避 122% 全弾命中

命中+40、回避+18

パラの装備はそのまま。
プリは「軽々としたLv11 (回避+18)」をつけ、回避を118.5とする。

プリ回避 112% わずかにミスが出る
プリ回避 111% 全弾命中

命中+21、回避+0

パラが「正確なLv13 (命中+21)」をつけ、命中を121.5とする。命中率は80%
プリは回避100.5のまま

プリ回避 96% 僅かにミスが出る
プリ回避 95% 全弾命中

命中+21、回避+18

パラの装備はそのまま
プリは「軽々としたLv11 (回避+18)」をつけ、回避を118.5とする。

プリ回避 84% わずかにミスが出る
プリ回避 83% 全弾命中

まとめ

ぎりぎり全弾命中する組み合わせをまとめてみるとこんな感じ

命中 回避 命中率 回避率
140.5 100.5 95% 122%
140.5 118.5 95% 111%
121.5 100.5 80% 95%
121.5 118.5 80% 83%

命中/回避実験8

今日は99パラが101プリを叩くという形で命中/回避実験をしてみる。

実験

Lv99パラ
デフォルトの命中は99.5、ここに「正確なLv5 (命中+9)」をつけて命中108.5にする。
命中率は 80%

Lv101プリ
回避は100.5、ここに「軽々しい (回避+8)」をつけて回避 108.5にする。

これでパラの命中とプリの回避が一致する。

そして、プリの回避率を変化させながら、パラがプリを叩き、全弾命中するギリギリの回避率を探る。

実験結果

パラの命中率は80%

プリ回避率 81% でわずかにミスが出る
プリ回避率 80% で全弾命中

分析

この結果から、レベル差補正がないことが分かる。

いままでのまとめ

なので、いままでの結果をまとめるとこんな感じ。

攻撃側Lv 防御側Lv レベル差補正
103 101 なし
99 101 なし
95 101 命中率-30%
91 101 命中率-50%


攻撃側と防御側のレベルが±2程度の差なら、レベル差補正が付かないと言えそう。
そして、一定以上レベル差がつくと (レベル差)*5%分の命中率補正がある。

命中/回避実験7

これまでの命中/回避実験では、叩く側の方がレベルが低い場合ばかり実験してきた。
そこで、今日は103ナイトさんに手伝ってもらい、レベルが高い方が叩く実験をしてみる。

実験

Lv103ナイト デフォルトの命中は101.5
これに、正確なLv2 (命中+5)をつけて、命中 106.5にする。

Lv101プリ デフォルトの回避は100.5
これに、軽々しいLv3(回避+6)をつけて、回避 106.5にする。

103ナイトが101プリを叩く。ナイトの命中率を50%、55%と変化させ、
ギリギリ全弾命中するプリの回避率を探る。

実験結果

結果はこんな感じ

ナイトの命中率が 50%のとき

プリ回避率 50%で全弾命中
プリ回避率 51%でミスがわずかに出る。

ナイトの命中率が 55%のとき

プリ回避率 55%で全弾命中
プリ回避率 56%でミスがわずかにでる

分析

意外なことに、ナイトの命中率よりプリの回避率が1%でも上回れば、わずかながらミスが発生した。なので、レベル差補正が一切ない。これは驚いた。

考えられそうな理由は、この二つくらいかな。

  • 叩く方のレベルが高い場合はレベル差補正なし
  • 両者のレベル差が少ない(例えば±2とか)場合は、レベル差補正なし

命中/回避実験6

前々回の実験結果から、レベル差1ごとに命中率5%のハンデが付くという予想を立てた。今日は、91シフさんに手伝ってもらい、もう一度この予想を検証してみる。

実験

91シフが101プリを叩く。

Lv91シフ
デフォルトでは命中95.5、ここに「正確なLv2(命中+5)」をつけて命中を100.5にする。
命中率は70%

Lv101プリ(回避100.5)

レベル差がちょうど10なので、予想が正しければ命中率に50%のハンデが付くはず。
そうすると、プリの回避率が20%で全弾命中し、21%でわずかにミスがでるはず。

これを確認してみる。

実験結果

結果はこんな感じ

回避率 20% 全弾命中
回避率 21%でわずかにミスがでる

分析

予想通りの結果になった。やはり、攻撃側の命中と防御側の回避が一致しているときは、「レベル差1毎に命中率5%のハンデ」と思って良さそう。

命中/回避実験5

前回の命中/回避実験では、ミスがギリギリ出る回避率を探った。今日は、その状態から回避率を30%、50%と増やした時に、実際にミスが30%、50%の確率で出現するかどうかを確かめてみる。

実験

Lv95 パラ デフォルト命中 97.5
正確なLv1 (命中+3)で命中100.5になる。
命中率は 80%

Lv101プリ 回避 100.5

この状態では、プリの回避率が50%というのが全弾命中の上限値。

ここからさらに、プリの回避率を30%、50%と上昇させて100回叩き、何回ミスがでるかを調べる。

実験結果

回避率+30% (プリの回避率は80%)

100回中28回ミス

回避率+50% (プリの回避率は100%)

100回中44回ミス

分析

試行回数が少ないので、まだはっきりしたことは言えないけれど、レベル差がある状況であっても

全弾命中のギリギリの回避率から、上昇させた分だけ、実際の回避の確率が増える

と言ってよさそう。

命中/回避実験4

前回の命中/回避実験では、レベル差が回避/命中に影響するかどうかに焦点を当てていて、どの影響の程度はどのくらいかというのには、さほど重きを置いていなかった。

今回は、影響の程度をしっかりと測定してみたい。

そこで、攻撃側は前回と同じ条件にし、防御側の回避率をどこまで落とせるか、1%刻みで測定してみる。

実験

叩く人: 95パラ (命中97.5)
叩かれる人: 101プリ (回避100.5)

パラが「正確なLv1(命中+3)」をつけ、命中が100.5となる。

パラの命中率が80%と100%との二通りで、ミスがギリギリでるプリの回避率を探す

実験結果

結果はこんな感じ

パラの命中率 80%

回避率: 51% ミスがわずかに出る
回避率: 50% 全弾命中

パラの命中率 100%

回避率: 71% ミスがわずかに出る
回避率: 70% 全弾命中

分析

命中率より丁度30%下がったところに、全弾命中の上限がある。
いま二人のレベル差は6なので、レベル差1ごとに、5%下がると考えられそう。