ブラスティングブロウ
ブランディッシュ、スイフトキック、スイングダウンなどはスキル攻撃力が
(スキル倍率)*( (攻撃力) + (基礎倍率)*(スキル攻撃力上昇) )
という式(の四捨五入)で表されていた。一方、
(スキル倍率)*( (攻撃力) + (基礎倍率)*(スキル攻撃力上昇) ) + (加算値)
という式(の四捨五入)で表されるスキルもある。モンクの場合、ファーストブロウとブラスティングブロウがこの式。そこで、今日はブラスティングブロウの攻撃力の式を調べてみたい。
武器を外した時の攻撃力は、小数点以下まで完全に計算できるようになったので、武器を外した状態で測定を行う。
結論
結論を先に。筋力が11のとき、Lv4 ブラスティングブロウのスキル倍率は2.3、加算値は11.52となる。なので攻撃力の式は
2.3*( (攻撃力)+1.162*(スキル攻撃力上昇) )+11.52
と表される。
測定
66モンク
筋力 11
スキル攻撃力上昇 50
基礎攻撃力 71
指輪 9
この状態で攻撃力上昇OPをを-75%から150%まで変化させ、理論値と実測値を比較してみるとこんな感じ。
攻撃力増 | 攻撃力 | 理論値 | 実測値 |
---|---|---|---|
-75% | 23.24 | 198.602 | 199 |
-50% | 46.48 | 252.054 | 252 |
-25% | 69.72 | 305.506 | 306 |
0% | 92.96 | 358.958 | 359 |
25% | 116.20 | 412.410 | 412 |
50% | 139.44 | 465.862 | 466 |
75% | 162.68 | 519.314 | 519 |
100% | 185.92 | 572.766 | 573 |
125% | 209.16 | 626.218 | 626 |
150% | 232.40 | 679.670 | 680 |
理論値の四捨五入が実測値に一致していることが分かる。
この測定から、スキル倍率が2.3なことは、ほぼ間違いない。
けれど、加算値の方は11.52から多少ズレていても上の結果は説明できてしまう。
そこで、攻撃力を変化させ、加算値の取りうる範囲を求めてみる。
加算値
指輪 | 攻撃力増 | 実測値 |
---|---|---|
+1.0 | -65% | 212 |
+3.5 | 85% | 514 |
加算値をbとするとこの二つの結果から
211.5 <= 2.3*1.162*((71+1.0)*0.35+50)+b < 212.5
513.5 <= 2.3*1.162*((71+3.5)*1.85+50)+b < 514.5
となり、ここから
11.518905 <= b < 11.52048
と分かる。この範囲内で一番キリの良い値を選んでb=11.52となる。
筋力
筋力を10,9と変化させ、同様の測定を行ってみる。
筋力 10 のとき
指輪 | 攻撃力増 | 実測値 |
---|---|---|
+3.0 | -20% | 292 |
+4.0 | 25% | 382 |
ここから 11.2 <= b < 11.2008 となる。キリの良い値をとって b=11.2
筋力 9 のとき
指輪 | 攻撃力増 | 実測値 |
---|---|---|
+3.0 | 5% | 327 |
+3.5 | -65% | 200 |
ここから10.879645 <= b < 10.88062 となってキリの良い値は b=10.88
まとめ
まとめるとこんな感じ
Lv4ブラスティングブロウ
筋力 | スキル倍率 | 加算値 |
---|---|---|
9 | 2.3 | 10.88 |
10 | 2.3 | 11.20 |
11 | 2.3 | 11.52 |
ここから予想すると、筋力が1増えるごとに加算値が0.32増えている感じ。なので筋力の値がkのときは
(加算値)=8+0.32*k
となっている気がする。基礎倍率の(0.7+0.042*k)と似ているようで少し違う。
ただ、この結果はまだ自信が持てないのでもう少しデータを集めた方がよさそう。