料亭の餅2

昨日調べたデータを分析してみる。

ダメ増との関係

狩り技能などで、ダメ増がu%だったとき、、ダメ値は大まかに言って

(基礎値)*(1+u/100)

という式で表せる。ここからさらに「ダメ値が10%増える」と言った場合、ロードスでは2通りの解釈がある。それは、

「(基礎値)*(1+(u+10)/100) 」 と 「(基礎値)*(1+u/100)*1.1

というもの。つまり、「ダメ増の値が10%分増える」か「ダメが1.1倍になる」かの違い。例えば、「金ダメ増」は前者の方式で計算され、「グロダメ増」は後者の方式で計算される。
どちらの計算方式なのかを、実験によって見分けるには、uの値を変化させつつ。ダメの増加量を比べればよい。

例えば、 u=10のときとu=30のときと増加量を比較し、「増加量」が変化しなければ前者パターン、「増加比率」が変化しなければ後者パターンと言える。

昨日のデータ

そこで、昨日取ったデータについてこの考え方で分析してみる。
もともと狩り技能が25%で、これにかかとを付けると45%になる。つまり

かかとなし(u=25%)のとき 3978 → 4727
かかとあり(u=45%)のとき 4615 → 5427

となっている。増加量は
かかとなしなら 4727-3978=749
かかとありなら 5427-4615=812
となって、増加量は変化している。ところが増加比率の方も
かかとありなら 4727/3978=1.188
かかとなしなら 5427/4615=1.175

となり、どちらも変化してしまっている。つまり、昨日のデータは、「uの部分に加算する数式」でも「全体を一定数倍する数式」でも説明することが出来ないと分かる。
では、結局どんな式なのかというと、実はこういう式。

(基礎値)*(1+(u+10)/100)*1.1

つまり「料亭餅は、ダメ増が10%増えて計算されたのち、最後にさらにダメ値が1.1倍される」という大盤振る舞いな職業技能になっている。実際に昨日の例で計算してみると

アッパーの攻撃力 1215
敵防御力 770
レベル 63 (本当は75だけれど、今はバグがあるので63で計算する)
クリダメ増 245%
ダメ増(狩り技能) 25%

というデータから、かかとなし料亭餅ありの場合は

1215* (1-770/(30*63+700))/(1+770/(30*63+700)/5)*(1.5+245/100)*(1+(25+10)/100)*1.1 = 4727.016

かかとあり料亭餅ありの場合は

1215* (1-770/(30*63+700))/(1+770/(30*63+700)/5)*(1.5+245/100)*(1+(25+20+10)/100)*1.1 =5427.315

となって昨日のデータと一致する

まとめ

ここまでの実験とその分析を見ると「料亭餅はダメ増を10%増やした上にさらにダメ値を1.1倍する」と言えそう。ところが、実は話はそう単純ではない。詳しい話はまた後日。