クリダメ増の上限

クリダメ増は250%が上限で、それ以上は上がらないというルールになっている。
ここで一つ疑問になるのは、例えば、クリダメ増(物理)が250%で、狩り技能の破壊者などの種族系のクリダメ増が28%だった場合、単純に加算されてクリダメ増278%で計算されるのか、上限を超えた分は捨てられて250%で計算されるのかという点。今日はこれを確かめてみたい。

実験に使うモンクは破壊者が不死系しかないので、死霊研究所のマミーで実験を行うことにする。
単に効果のあるなしを知るだけなら、クリダメ増を250%付近で変化させてダメ値を見ればよいけれど、今回はもっときっちり検証したかったので、マミーの物理防御を調べるところから始める。

マミーの物理防御力

ダメ値バグの可能性を考えて、念のため40スカで実験をする。

40 スカ
スタブ攻撃力: 214-215
クリダメ増: 125%
ダメ増: 0%

このとき、クリダメは312,314だった。この結果から逆算して

マミーの物理防御力は 959 と分かる。

ダメ値バグの確認

次に77モンクで普通に叩き、ダメ値バグの有無を確認する。

アッパー攻撃力 1081
クリダメ増(物理): 120%
クリダメ増(不死): 28%
ダメ増(不死): 25%

でマミーを叩いたときのクリダメは 2360 だった。
各レベルでの理論上のクリダメはこんな感じ。

Lv 理論上のクリダメ
77 2579
64 2378
63 2360
62 2342

なので、やはり「ダメ値がLv=63で計算されている」というダメ値バグがまだあると分かる。

クリダメ上限の検証

最後にクリダメ増を上げて上限付近でのクリダメ値を調べてみる。

アッパー攻撃力: 1244
ダメ増(不死): 25%

結果はこんな感じ。

クリダメ増(物理) クリダメ増(不死) クリダメ実測値 理論値
220% 28% 3628 3628
230% 28% 3719 3719
240% 28% 3810 3810
250% 28% 3902 3902
260% 28% 3902 3993

ここで「理論値」とは「ダメ値バグは考慮するが、クリダメ増の上限は考慮しない場合の計算上のクリダメ値」のこと。
一番下の行のクリダメ増(物理)が260%というのは、「装備としては260%」という意味で、詳細画面に表示されるクリダメ増は250%。

この結果から、クリダメ増(不死)を加えて250%を超えたとしても、その分は捨てられないと分かる。

結論

クリダメ増の250%制限とは、クリダメ増(物理/魔法)に掛かる制限で、クリダメ増(種族)を加えて250%を超えたとしても、その分は有効に働く。
例えば、クリダメ増(物理)が250%でクリダメ増(種族)が28%の場合、クリダメ増は 278% として計算される。