トランス連打
仕様変更
正確な時期はよく分からないけれど、今年の春くらいにトランスの共通CTの仕様が変更された。
変更以前は、トランスの詠唱終了と同時に共通CTが開始
変更以後は、トランスの詠唱開始と同時に共通CTも開始
なので、以前は「詠唱時間 + 共通CT(1秒)」がトランス1回にかかる時間だった。昔の日記でも、トランス1回にかかる時間について考えていた。
MP転送速度(理論編) - お茶の国 プリ日記 ロードス島 調査兵団
MP転送速度(実験編) - お茶の国 プリ日記 ロードス島 調査兵団
新しい仕様
一方で、新しい仕様では詠唱開始と同時に共通CT(1秒)も開始される。となると、詠唱が1秒以内に終われば、1秒に1回のペースでトランスが連打できるのか…と思いきや、実はそうではない。
実際にトランスを連打する様子を動画で撮影し、コマ送りで見返してみると何が起きているか分かる。
実験
詠唱速度上昇0%、攻撃速度0%、詠唱短縮なしで実験してみる。
理論上の詠唱時間は1秒。共通CTも1秒。
4.043 CT開始
4.076 詠唱開始
5.010 CT終了
5.044 詠唱終了
5.945 2回目CT開始
6.045 2回目詠唱開始
左の数字は動画撮影開始からの時間(秒)を表している。
このデータから直接読み取ると、CTは0.967秒、詠唱は0.968秒しかかかっていない事になる。けれど、動画撮影は20fpsなので、0.05秒程度の誤差が生じるのは仕方ない。なので、CTも詠唱も1秒だったと言ってよさそう。これ以降も動画の時間を使って計算するときは、0.05秒程度の誤差は十分ありうるという前提で考えないといけない。
けれど、2回目のCT開始時間は、1回目のCT終了の0.935秒後。これは、誤差を考えても0.9~1秒くらい間が開いてしまっていると言える。
何故、最初のトランスのCTが終わっても、次のトランスの詠唱がすぐに始まらないのか。実は、トランスの詠唱を終了した時点では、プリの手は上にあがっている。ここから、手が下に降りてきて、例の後ろで手を組むポーズになった時点でやっと次のスキルが使えるようになる。その手を下すのにかかる時間が0.9~1秒という時間。
なので、このままだとトランスを連打してみても1.9~2秒に1回のペースでしか打てない。
詠唱を速くする
では、どうすればいいか。例えば、詠唱を早くしてみる。
「詠唱速度上昇0%、攻撃速度0%、詠唱短縮あり」 (理論上の詠唱時間0.8秒)
と
「詠唱速度上昇100%、攻撃速度0%、詠唱短縮あり」 (理論上の詠唱時間0.4秒)
で同様に動画をとってみる。
0% / 0% / 短縮あり
3.504 CT開始
3.571 詠唱開始
4.304 詠唱終了
4.471 CT終了
5.305 2回目CT開始
5.339 2回目詠唱開始
CT終了から2回目のCT開始までの時間は0.83秒に縮まった。
100% / 0% / 短縮あり
4.287 CT開始
4.321 詠唱開始
4.688 詠唱終了
5.255 CT終了
5.722 2回目のCTと詠唱開始
CT終了から2回目のCT開始までの時間は0.46秒に縮まった。
この実験から、詠唱時間が短くなると、トランス1回分の時間も短くなることが分かる。
攻撃速度を速くする
実は、新しい仕様では、詠唱だけでなく攻撃速度も重要になってくる。攻撃速度を上げると全体的に動作が速くきびきび動くようになる。なので手を下す動作もやはり速くなる。
このことを確かめる為に、詠唱速度を一定値にし、攻撃速度を変化させて比べてみる。
135% / 30% / 短縮なし
10.196 CT開始
10.230 詠唱開始
10.630 詠唱終了
11.197 CT終了 (手は水平くらい)
11.364 手が下に降りきる
11.431 2回目CT開始
11.498 2回目詠唱開始
135% / 120% / 短縮なし
7.460 CT開始
7.526 詠唱開始
7.893 詠唱終了
8.461 CT終了 (既に手が下に降りている)
8.627 2回目CTと詠唱開始
CT開始から詠唱終了までの時間は、0.434秒と0.433秒。動画撮影による誤差を考えれば、全く同じ時間と言ってよい。
ところが、攻撃速度30%ではCT終了時点で手は降りきっていないのに、攻撃速度120%では手が降りきっている。結果として、 CT終了後から2回目のCT開始までの時間は、
0.23秒と0.16秒となり、トランス1回にかかる時間は後者の方が短くなっている。
まとめ
トランス1回にかかる時間は、詠唱時間+手を下す時間。なので、詠唱速度と攻撃速度の両方が関係する。では、これらはどのくらい速くすれば良いのか気になるところだけれど、その辺の話はまた後日。