昨日の実験結果の分析

昨日の日記には、2つの実験結果を載せた。今日は、その2つ目の実験結果についてもう少し詳しく分析してみる。

2つ目の実験結果

実験結果をもう一度書いてみるとこんな感じ。

Lv25エレ
ウィンドカッター攻撃力: 136
ツリー魔防: 600

デバフ 与ダメ(非クリ)
なし 73
ウォータースプラッシュ(-20%) 85
ダーク・ハンド(-30%) 91
両方 99

理論値との比較

上の実験結果と、理論上のダメ値を比較してみる。

ツリーの魔防は600なので、Lv25の人が攻撃力 136で叩いた時のダメの理論値は73となり、実測値と一致する。

ウォータースプラッシュが付いていると魔防が480となり、与ダメの理論値は85となる。これも実測値と一致

また、ダーク・ハンドが付いていると魔防が420となり、与ダメの理論値は91。これも一致。

上三つ分の実験データは、すべて理論値と完全に一致した。ところが…

ウォータースプラッシュとダーク・ハンドの効果が単純に重なると仮定した場合、防御力は 50%減。すると防御力300となり、与ダメの理論値は103となる。

これは、実測値と一致していない

バグ

なので、ウォータースプラッシュ(20%減)とダーク・ハンド(30%減)のデバフを重ねても
(ある程度防御力は下がるけれど)防御力50%減とまではならない。
という事になる。ビックリ。

ふたつのバフは一応重複するけれど、効果は単純な和ではない。
普通に考えてこれはバグ。

ただし、運営がどこまでダメ値の計算式を把握しているのか分からないので、
これがバグであることを立証するのはすごく難しそう><。

防御力の逆算

さて、バグはバグとしても、現状で与ダメは99となっている。この99という与ダメがどこから出てきたのかを分析してみたい。

そこで逆に、ダメ値99という実測結果から、防御力を逆算してみる。すると

防御力は 335 - 345

となった。ダメ値から防御力を逆算する場合、クリダメ値を使うと高い精度で計算が
できる。けれど、今回は非クリダメなので大まかにしか防御力を見積もれなかった。

この結果から防御力減は 42.3% - 44.2%の効果と分かる。

ここまでの話をまとめると、防御力20%減と防御力30%減のデバフを両方つけたら、防御力はおよそ43%減になったことになる。

ここまでは、推測なしに分析だけで得られる結論。そして、ここから先は、推測も交えて考えてみる。

減衰和

ウォータスプラッシュとダーク・ハンドを重ねたときの効果の計算は、最終ダメを
重ねたときの効果の計算と同じなんじゃないかと推測してみる。

a と b の最終ダメを合わせると、その効果は a + b - a*b という式で表される。

例えば、最終ダメ増20%の装備と最終ダメ増30%の装備があったとして、その二つを付けると効果は最終ダメ増50%にはならない。

a=0.2, b=0.3 として計算してみると

0.2 + 0.3 - 0.2*0.3 = 0.44

つまり, 最終ダメ増44%となる。 (最終ダメについてもこれはバグだと思うけれど、現状確かにそうなっている)

ウォータースプラッシュとダーク・ハンドを重ねたときの効果も同じ計算式が使われていると考えると、実験結果と一致する。

結局「 a + b 」と単純に足せばよいのに、何故か「 a + b - a*b 」と計算されてしまっているというバグだと推測できる。

ただ、まだ推測に推測を重ねてばかりなので、もう少しデータを集めないとだ。