見切りは減衰和

スカ35職業技能の見切りは、説明では「敵から受けるダメージを30%の確率で完全回避」とある。

これは、回避率を30%増やすという事ではなく、「見切りなしだったら受けていたはずの攻撃」の30%分を回避するという意味。

その特徴の一つとして「魔法攻撃も回避できる」という点が挙げられるけれど、
今日は物理攻撃の回避について考えてみる。

見切りの効果

例えば、見切りなしで実際の回避率が40%の状況を考えてみる。このとき受けた物理攻撃を被弾する確率は60%。
ここで見切りをつけると、その60%の内の3割を回避する。なので、60*0.7= 42 となって、結果、受けた攻撃のうち被弾するのは42%となる。言い換えれば、実際の回避率は58%となる。(100-42=58)

計算の手間

こんな感じで、見切りをつけたときの実際の回避率を計算するには:

回避率→被弾率に換算→3割減らす→回避率に換算

という手順を踏まないといけない。計算が結構面倒だなと思っていたのだけれど、よく考えたら、減衰和で計算すればいいんだった。回避率40%に見切り30%分を「減衰和」で加えると

0.4 + 0.3 - 0.4*0.3=0.58

で58%と計算できる。

一応念のため、回避率80%の場合でも確認してみる。

被弾率は20%。見切りをつけて20*0.7=14で、14%の被弾率になる。見切りを含めた回避率は86%になる。

減衰和で計算してみると

0.8+0.3-0.8*0.3=0.86

で86%と計算できる。分かってしまえばこっちの方が手間が少ない。