ヘイト実験28

以前の実験で

  • パラの通常攻撃には与ダメ分のヘイトの他に追加ヘイト30がつく
  • 「敵意補正+??%」は与ダメ分にはかかるが、追加ヘイト30にはかからない

ということを確かめた。そのことから類推するとリモートブロウのヘイト補正分には、「敵意補正+??%」分は付かないだろうと予想できる。

そこで、今日はそのことを確認してみたい。

実験

パラが千古剣(敵意補正+50%)を付け、三角危険でミノにリモートブロウを1撃打つ。
リモートブロウはLv1で「敵意補正+156」となっている。

これによって、どれだけのヘイトが付いたのかを見る為に、オラクルでそのミノを叩き、タゲが移るまでの総与ダメを見る。

ラクルの与ダメは 白ダメで12、クリダメで18だった。

実験結果

パラの与ダメは69だった。

ラクルの総与ダメが720になってもタゲは移動せず、総与ダメ732で移動した。

分析

ラクルの与ダメは、クリも非クリも偶数になっているので、総与ダメの半分がヘイトになる。なので、ヘイト 360ではタゲを奪えず、366で奪えたことになる。

一方、パラについては、リモートブロウのヘイト補正は表示の2倍分つくことが以前の実験で確かめられている。なので、千古剣の敵意補正+50%を加味しなければ、ヘイトは

69*0.5+156*2=346

となるはず。仮に、千古剣の「敵意補正+50%」が与ダメにだけつくとすれば

69*0.5*1.5+156*2=363

一方で「敵意補正+50%」ヘイト全てに掛かるとすれば

(69*0.5+156*2)*1.5= 519

となる。念のため、「敵意補正+50%」が追加ヘイトにだけかかるとすれば

69*0.5+156*2*1.5=502

となる。まとめると「敵意補正+50%」が

全く効果なしとして計算: 346
与ダメ分にだけつくとして計算: 363
両方につくとして計算: 519
追加ヘイトにだけつくとして計算: 502

となる。この中で実験結果とマッチしているのは、363の「与ダメ分にだけつくとして計算」。

結論

改めて結論を言うと

「千古剣の敵意補正+50%は、与ダメによるヘイトにはかかるが、
リモートブロウの追加ヘイトの分にはかからない」

となる。今回の実験では千古剣を使ったけれど、同様の結論が恐らく他の敵意補正+??% opについても言えると思っている。特に、パラパッシブ「騎士の威光」の効果は大きい。

そして、敵意補正+??%のOPが大きくなればなるほど、追加ヘイトの効果は相対的に下がってくる。こうなってくると、目の前の敵のヘイトを稼ぎたければ、下手にリモートブロウやプロボを打つより、与ダメを稼いだ方が良いとなってくる。

実は、これは昔とあるパラさんが言っていた内容とも一致している。