タゲの変わるタイミング

これまでヘイト実験をしてきて、そこでは「ヘイトが上回ったら即座にタゲが切り替わる」かのような書き方をしてきた。

これはほぼ正しいけれど、実は厳密に言えば少しだけ違う。

切り替わり方の2つのタイプ

例えば、Aさんがある敵のタゲを持っていて、Bさんがその敵を叩いてタゲを奪うという状況を考えてみる。

ある時点で、BさんのヘイトがAさんのヘイトを上回ったとして、そこからのタゲの切り替わり方には

タイプ I. 即座にタゲが切り替わる
タイプ II. 最後にもう一度Aさんを叩いてからタゲが切り替わる。

という2種類のタイプがある。多くの場合、この2種類は殆ど区別がつかないけれど、例えばAさんが敵から逃げ回っている状況とかでは違いがはっきりする。このとき、タイプ Iの場合は、文字通り即座に切り替わるのに対し、タイプ IIでは、敵がAさんに追いつき、Aさんを一度叩き、それからタゲが変わる、という流れになる。

そして、どちらのタイプになるかは、どんな攻撃をしてヘイトが上回ったかで変わってくる。プリとパラに関して言うとこんな感じ

タイプ Iになるもの: プリの通常攻撃、プリのフォース、パラのプロボ

タイプ IIになるもの: パラの通常攻撃、パラのリモートブロウ、パラのワイドプロボ

なので、例えばプロボによってヘイトが上回ったときは即座にタゲが切り替わるけれど、ワイドプロボによってヘイトが上回ったときは一度Aさんを叩いてからタゲが変わる。

これは、意図してこのような2タイプが設計されたというよりは、特に意識せずに
プログラムを書いて、結果的にこうなってしまった結果なんだろうなと思っている。

このテーマ、タゲが切り替わる際にもう1打叩くかどうかという、ほとんどどうでもいい違いに思えるけれど、実はある局面においては重大な影響を及ぼしてしまう。その辺の話はまた後日。