防御係数

ロードスの防御力の扱いはちょっと複雑で、防御力減デバフの扱いは、それに輪をかけて難しい。

今度、その辺りを整理して分かりやすくまとめようと思っている。

防御係数

その前に、今日は防御係数の求め方を書いてみる。

ロードスで、与ダメはスキルの攻撃力に比例する。この比例係数をこの日記では防御係数と呼んでいる。

例えば防御係数が 0.2 の敵が居たら、 スキル攻撃力 1000 のスキルで攻撃すると与ダメが、基本値としては 200 となり、ここにダメ増、クリダメ増、チェインダメ増、最終ダメ増などの分が掛け算で付く。

普通、敵の防御係数は分からないので、いろいろな攻撃力で叩いて、その与ダメを記録し逆算することになる。

防御係数推定

例として、カーラの馬の防御係数を推定してみる。カーラの馬は5種類居るけれど、この中の2番目に弱い防御係数を推定してみたい。

チェインダメ増 0%
最終ダメ増 0%
不死系ダメ増 20%

という状況で実験するので、与ダメは

(防御係数)*(スキル攻撃力)*1.2

の値を四捨五入したものになる。

例えば、スキル攻撃力 348 で攻撃して、与ダメ 77だったとすると、防御係数Dは


76.5 <= D*348*1.2 < 77.5

という条件を満たしていると分かる。ここから、

76.5/348/1.2 <= D < 77.5/348/1.2

と分かり、

0.18318965517241378 <= D < 0.18558429118773948

となる。これで防御係数は大体 0.184くらいと分かる。

大抵の場合は、ある程度の範囲に絞られれば十分だけれど、もっと精度を上げたい場合には、データの数を増やせばよい。

例えば、

攻撃力 364、与ダメ81
攻撃力 377、与ダメ84
攻撃力 386、与ダメ85

といったデータを集めると

80.5 <= D*364*1.2 < 81.5
83.5 <= D*377*1.2 < 84.5
84.5 <= D*386*1.2 < 85.5

となり、


0.1842948717948718 <= D < 0.1865842490842491
0.1845711759504863 <= D < 0.18678160919540232
0.182426597582038 <= D < 0.1845854922279793

と言った感じに絞られる。それぞれ、範囲は少しずつ異なっていて、Dはこれらの不等式をすべて満たすことから、一番狭い範囲を取り出せば

0.1845711759504863 <= D < 0.1845854922279793

となって、5桁くらいまで確定することが出来る。