金出現率実験

フレのエレさんが、金出現率の調査をしてくれた。 その結果を教えてくれたのでここに載せる。

実験

エレで湖畔B3Pchのグレムリンを1000体ソロで倒し、金の数を数える。

金出現率増を45%と10%と変化させ、同じ実験を2回行う。

この実験は金2倍イベ期間中に行った。

実験結果

金出現率増 45%

122回/1000体

金出現率増 20%

113回/1000体

分析1

金出現率増が20%から45%に増えたことにより、金がどのくらい増えたのかを確認するために比を計算してみると

122/113=1.07964

となって、なんと8%程度しか増えていない。低すぎてびっくり。
素朴に考えるなら、 1.45/1.2=1.208 で20%くらい増えておかしくない所。

そこで、「金2倍イベ」とは「金出現率が100%増える」という意味だと考えてみる。
そうなると、 金出現率増が45%のときは 1.00+1.00+0.45=2.45倍、20%のときは 1.00+1.00+0.20=2.2倍となり、両者の比は

2.45/2.2=1.1136

となる。さっきより小さくはなったけど、この考え方でも11%くらい増えないとおかしい。

結局どちらで考えても、実験結果とマッチしていない。

分析2

ちょっと考え方を変えて「金の出現のランダム性の為に、今回はたまたま両者の違いが大きく表れなかっただけだ」と思う事にしてみる。

さっきは測定データの出現率をそのまま本当の出現率であるとして計算を進めてしまったけれど、本来はランダム性も考慮して分析すべき。

そこで、以前やったように、二項分布の95%信頼区間wikiに書かれている方法で計算してみる。すると、こんな風になった。

金出現率増 45% のとき、 95%信頼区間 [10.17% - 14.23%]
金出現率増 20% のとき、 95%信頼区間 [ 9.33% - 13.26%]

二つの区間が重なってしまっている…。

なので、元も子もない言い方をしてしまえば「20%と45%の違いについて、何らかの信頼できる結論を得るためには、1000体では数が足りない」という結論に。

ただ1000体倒すのに1時間以上かかったそうで、これ以上数を増やすのは現実的じゃない。

ともかくこのデータで分析を進めてみる。この場合、先に挙げた2つの仮説は、どちらもデータとあてはまる。

一つ目の考え方

ベースの出現率は4.5%で、金2倍イベにより9%になる。さらに

金出現率増45%なら 9*1.45=13.05%
金出現率増20%なら 9*1.2=10.8%

二つ目の考え方

ベースの出演率は5%で、

金出現率増45%+イベ分100%で 5*2.45=12.25%
金出現率増20%+イベ分100%で 5*2.2 =11%

実測値が 12.2%と11.3%となっていることを考えると、二つ目の考え方の方が近いと言えば近いんだけど、まだ確かなことは何とも言えない。