対人ダメ実験2の分析(続き)
昨日の日記の続き。
昨日の結果
昨日の日記で、横軸をクリダメ増、縦軸をクリダメとしたとき、
グラフは直線からわずかにズレて、徐々に傾きが減っていくことを確かめた。
仮説
そのような関数の例として y=x^a がある。 aの値が1よりわずかに小さい場合、
この関数のグラフは徐々に傾きが減っていく。そこで
(クリダメ) = (基礎値)*(1.5 + (クリダメ増)/100)^a
という式を仮定してみる。
検証
もし、この仮定が正しいとしとすると、
横軸を1.5+(クリダメ増)/100、縦軸をクリダメとする両対数グラフを描くと、
データが直線状に並ぶはず。実際にグラフを描いてみるとこんな感じ。
確かに直線状に並んでいる。最小二乗法でこの直線の傾きを求めると
a=0.8007 とでる。きりの良い値としてa=0.8としてみる。
実験結果との比較
(クリダメ) = (基礎値)*(1.5 + (クリダメ増)/100)^0.8
とし、実験データと合うように(基礎値)を設定する。 (基礎値)=116.78とすると
クリダメ増 | クリダメ(実測値) | 116.78*(1.5+(クリダメ増)/100)^0.8 |
---|---|---|
75 | 223 | 223.4161097746 |
80 | 227 | 227.3792029214 |
85 | 231 | 231.3251011458 |
90 | 235 | 235.254242601 |
95 | 239 | 239.1670453958 |
100 | 243 | 243.063908901 |
105 | 246 | 246.9452149468 |
110 | 250 | 250.8113289216 |
115 | 254 | 254.6626007817 |
120 | 258 | 258.4993659817 |
125 | 262 | 262.3219463329 |
130 | 266 | 266.130650795 |
135 | 269 | 269.92577621 |
140 | 273 | 273.7076079812 |
145 | 277 | 277.476420703 |
150 | 281 | 281.2324787471 |
155 | 284 | 284.9760368059 |
160 | 288 | 288.7073404003 |
165 | 292 | 292.4266263521 |
170 | 296 | 296.134123225 |
175 | 299 | 299.8300517373 |
180 | 303 | 303.5146251475 |
185 | 307 | 307.1880496153 |
190 | 310 | 310.8505245405 |
195 | 314 | 314.5022428803 |
200 | 318 | 318.1433914482 |
205 | 321 | 321.774151194 |
210 | 325 | 325.394697468 |
215 | 329 | 329.0052002696 |
220 | 332 | 332.6058244812 |
となり、実験結果を完全に説明できる。