最終ダメ増の減衰バグ

昨日の結果を分析してみる.

ハーピィの物理防御は529なので、最終ダメ増分を考えない場合、クリダメは(ダメ値バグを考慮して)

(1-529.0/(30*63+700))/(1+529.0/(30*63+700)/5)*3340*3.9*1.25=12448.339083018029

となる。これの値を基準にダメがどれくらい増えているのか考えてみる。

10% + 10%

まず、最終ダメ10% が2つの場合。このときクリダメは14813となったので、

14813/12448.339083018029=1.1899579454907228
14814/12448.339083018029=1.1900382774927136

となる。なので実質的な最終ダメ増を x%とすると 18.99579 < x < 19.00383。 実質19%増と考えてよさそう。

最終装備3つの場合

10% + 10% + 20% でクリダメは16830だったので同様に計算して、実質的な最終ダメ増は、

35.1987 < x < 35.2068

となる。最終ダメ増装備が3つになると、減衰バグの影響はかなり大きくなり、単純和では40%になるはずが、
効果としては35.2%しか出ない。他の二通りも同様に計算すると、

8.8% + 10% + 20% では、 34.33117 < x < 34.33921
6.4% + 10% + 20% では、 32.60403 < x < 32.61207

となる。ここで a+b+c-a*b-b*c-c*a+a*b*cと比較してみると、こんな感じ。

最終装備 実測値 a+b+c-a*b-b*c-c*a+a*b*c
10%+10% 18.99579 < x < 19.00383 19%
10%+10%+20% 35.1987 < x < 35.2068 35.2%
8.8%+10%+20% 34.33117 < x < 34.33921 34.336%
6.4%+10%+20% 32.04035 < x < 32.61207 34.608%

実測値と、理論値がマッチしていることが確かめられる。

結論

(1+a)倍、(1+b)倍、(1+c)倍の最終ダメ増をつけたとき、最終ダメは(1+a+b+c-a*b-b*c-c*a+a*b*c)倍になると言ってよさそう。
となると、4つ以上の場合は、こんな計算になっていそう。

f=0
[a1, a2, a3, a4].each do |a|
  f += a-f*a
end

計算機

本当に、この計算法で正しいかどうかは、もう少しデータを集めてみないと分からないけれど、とりあえずこの方式で計算する最終ダメ計算機を作ってみた。リンクはブログの右側ところから。