昨日の分析
昨日の結果から、ベズーの方法で計算するとこんな感じになる。
総与ダメ | 通常攻撃 | ジャッジメント | 発動率 |
---|---|---|---|
19052 | 129 | 25 | 19.4% |
19552 | 116 | 36 | 31.0% |
19316 | 125 | 29 | 23.2% |
19759 | 121 | 34 | 28.1% |
19495 | 125 | 30 | 24.0% |
19213 | 113 | 36 | 31.9% |
19222 | 121 | 31 | 25.6% |
19495 | 125 | 30 | 24.0% |
19269 | 123 | 30 | 24.4% |
19269 | 123 | 30 | 24.4% |
19363 | 127 | 28 | 22.0% |
19683 | 133 | 26 | 19.5% |
19467 | 120 | 33 | 27.5% |
19429 | 126 | 29 | 23.0% |
19137 | 125 | 28 | 22.4% |
19382 | 124 | 30 | 24.2% |
19288 | 120 | 32 | 26.7% |
19213 | 113 | 36 | 31.9% |
19401 | 121 | 32 | 26.4% |
19401 | 121 | 32 | 26.4% |
合計すると、
通常攻撃: 2451回
ジャッジメント: 617回
となる。発動率は 25.2%で、95%信頼区間は [24.3% - 26.0%]
効果の重複
ひとつ気になるのは、信頼クエとプリのパッシブの効果が重複するかどうか。
重複するなら20%*1.3= 26%
しないなら 20%*1.25= 25%
実験結果を素直に見れば、25.2%なので重複しないっぽい。
ただし、26.0%も95%信頼区間にギリギリ入っている感じなので判断が難しい。
もう少しデータを集めた方がい良さそう。
感想
今回の実験では、ちゃんとベズーの方法が機能するかという確認の意味が大きかったので本格的な実験はまた後日。
2400回以上のデータが結構簡単に取れることが分かったので、それが一番の収穫。
チェイン発動率実験
いま命中/回避の実験をいろいろとしている最中だけれど、この実験は条件が揃わないと出来ないことが多い。やりたいと思っているけれどできない実験がいくつかある。
なので、並行してチェイン発動率実験をしてみることにする。
ベズーの方法
以前、クリ率の実験をしたときにベズーの方法というものを使った。
クリ率実験の方法について考えてみる - お茶の国 プリ日記 ロードス島 調査兵団
ベズーの等式 - お茶の国 プリ日記 ロードス島 調査兵団
これは、二種類の与ダメと総与ダメが分かっている場合に、二種類の与ダメがそれぞれ何回出たかを計算で求める方法。原理を理解するのは大変だけれど、一度分かってしまうと実験そのものはとても楽にできるようになる。この手法をチェイン発動率の実験でも使いたい。
実験方法を考える
重要なのは、与ダメが二種類のみになるようにしないといけないところ。
なので、通常攻撃とチェインとの二種類しかダメが出ない状況で実験をする必要がある。
例えば、決闘場のかかしを叩いた場合、かかしがグロるし、クリも出てしまうので、8通りのダメが出てしまう。この方法は使えない。
ベズーの方法でチェイン発動率の実験をするには、
- 敵がグロらない
- クリが出ない
- ミスが出ない
という状況でないといけない。
実験
上の条件を満たすために、103プリが訓練用の武器を付けカーラ危険のサテュを叩いてみた。
クリ率は79.9%なので、サテュ相手にはクリは出ない。
また、サテュはスタミナ回復するので一人で叩いている限りグロる事は無い。
チェインは「ジャッジメント」(発動率20%)のみで他は外す
GPのリアクションスキル「チェイン」の発動率は0
信頼クエ「パーンの勇猛さ」は取得済み(「チェイン」の発動率 X 105%)
パッシブの機知に富む司祭Lv5も取得済み(「チェイン」の発動率 X 125%)
通常攻撃によるダメは113/ ジャッジメントによるダメは179。最小公倍数は20227。
なので総与ダメが2万以下なら、ベズーの方法で通常攻撃とジャッジメントの回数が計算できる。
実験結果
実験結果はこんな感じ
19,052
19,552
19,316
19,759
19,495
19,213
19,222
19,495
19,269
19,269
19,363
19,683
19,467
19,429
19,137
19,382
19,288
19,213
19,401
19,401
今日は結果のみ。分析は後日。
見切りは減衰和
スカ35職業技能の見切りは、説明では「敵から受けるダメージを30%の確率で完全回避」とある。
これは、回避率を30%増やすという事ではなく、「見切りなしだったら受けていたはずの攻撃」の30%分を回避するという意味。
その特徴の一つとして「魔法攻撃も回避できる」という点が挙げられるけれど、
今日は物理攻撃の回避について考えてみる。
見切りの効果
例えば、見切りなしで実際の回避率が40%の状況を考えてみる。このとき受けた物理攻撃を被弾する確率は60%。
ここで見切りをつけると、その60%の内の3割を回避する。なので、60*0.7= 42 となって、結果、受けた攻撃のうち被弾するのは42%となる。言い換えれば、実際の回避率は58%となる。(100-42=58)
計算の手間
こんな感じで、見切りをつけたときの実際の回避率を計算するには:
回避率→被弾率に換算→3割減らす→回避率に換算
という手順を踏まないといけない。計算が結構面倒だなと思っていたのだけれど、よく考えたら、減衰和で計算すればいいんだった。回避率40%に見切り30%分を「減衰和」で加えると
0.4 + 0.3 - 0.4*0.3=0.58
で58%と計算できる。
一応念のため、回避率80%の場合でも確認してみる。
被弾率は20%。見切りをつけて20*0.7=14で、14%の被弾率になる。見切りを含めた回避率は86%になる。
減衰和で計算してみると
0.8+0.3-0.8*0.3=0.86
で86%と計算できる。分かってしまえばこっちの方が手間が少ない。
分析
命中/回避実験24の分析をしてみる。
命中/回避実験25 - お茶の国 プリ日記 ロードス島 調査兵団
実験結果から、確率と95%信頼区間をだしてみるとこうなる。
幸運 | 通常回避の発生率 | luck回避の発生率 | 被弾率 |
0 | 80% (76%-84%) | 0% | 20%(16%-24%) |
1 | 82.7% (78.9%-86.6%) | 2.5%(0.9%-4.1%) | 14.7% (11.2%-18.3%) |
6 | 80.5% (76.5%-84.5%) | 3.7%(1.8%-5.7%) | 15.7% (12.1%-19.4%) |
分析
通常回避率の上限は80%と言ってほぼ間違いなさそう。
幸運をつけることによって、そこからさらに約3%程度回避率が上がる。
幸運の値が高いほど、luck回避の頻度が上がるかどうかについては、この実験結果からでは何とも言えない。
むしろ、幸運の値を上げたとしても期待したほどluck回避は増えてないと言えそう。
命中/回避実験25
軽業
今日は、シフ35職業技能の軽業の効果について調べてみたい。説明文は「回避率10%上昇」となっているので、文字通り回避率が10%上がるのだと思うけれど、これを付けても詳細情報のステは変化しない。
これ以外にもレベル35の職業技能には、効果はあるもののステは変化しないものがある。ナイトの必殺や、ウォロの魔力の一撃など。
なので、軽業についても同様に、「ステに変化はないものの効果はある」という事だと思うのだけれど、念のため確認してみたい。
実験方法を考える
例えば、「軽業を付けた状態と付けていない状態とで、実際の回避率が10%あがるか」といった事を調べるような実験をしようとすると、何回叩いて何回回避したかということを測定しないといけなくなり、結構大変。
しかも、仮にそれをやったとしても、実験にランダム性があるので、実験結果をどこまで信用してよいかという問題が生じる。
そこで、今までもやってきたような実験方法、すなわちミスが出るギリギリのラインでの実験をしてみる。
予備実験
101パラさんに手伝ってもらい、パラが103プリを叩くという実験をする。
パラは命中100.5、命中率が100%、プリは回避101.5
まずは予備実験として、軽業を付けずにギリギリ全弾命中する回避率を探ってみる。
予備実験の結果
こんな結果になった。
プリ回避率 100% 僅かにミスが出る
プリ回避率 99% 全弾命中
本実験
ここでもし、軽業の効果が「回避率を10%あげる」というものだったとすると
プリの回避率90%+軽業で僅かにミスが出る
プリの回避率89%+軽業で全弾命中
という結果になるはず。なので、ここからが実験本番。本当にこの通りになるのかを実際に試してみる。
実験結果
期待通りの結果になった。
プリの回避率 90% + 軽業 僅かにミスが出る
プリの回避率 89% + 軽業 全弾命中
分析
やはり、軽業は、表示はされていないが回避率を10%上げる効果があると言える。
例えば、スカの「見切り」は回避率とは関係なく30%回避する。しかし、軽業はそういう類ではないという事も確認できた。
命中/回避実験24
以前の実験で、回避と回避率を上げたときの、実際の回避率の上限は80%という結果が分かっている。
今日は、ここにさらに幸運を積んだ場合、実際の回避率が80%を超えるのか、80%のままなのかを調べてみたい。
また、幸運の値によって、luck回避の頻度が変わってくるのかも調べてみたい。
そこで、103プリが死霊研のマミーに叩かれる実験をしてみる。
予備実験
まず、予備実験として 103プリが回避101.5、回避率12% (見切りなし、幸運0)でマニーに叩かれてみる。
この時点で、ミスが発生することが確認できる。
となると、ここから回避率を100%上げれば、回避率は振り切れた状態になるはず。
実験
そこで、 回避101.5、回避率112%とする。すると、実際の回避率は上限値になるはず。
この状態で、幸運を0, 1, 6と変化させながら、マミーに400回ずつ叩かれてみて、通常の回避、luck回避の回数を数えてみる。
実験結果
結果はこんな感じになった。
幸運の値 | 叩かれた回数 | 通常の回避回数 | luck回避回数 | 被弾回数 |
---|---|---|---|---|
0 | 400 | 320 | 0 | 80 |
1 | 400 | 331 | 10 | 59 |
6 | 400 | 322 | 15 | 63 |
今日は結果のみ。分析は後日。
命中/回避実験23
前回の実験でluck回避は、「幸運が0のときの実際の回避率」に応じて発生することが分かった。今日は、このluck回避が「見切り」による回避にも乗るのかを確かめてみたい。
見切り
スカ職業技能の「見切り」はとても強力な回避スキル。自身の回避や回避率がどんなに低くても、そして相手の命中や命中率がどんなに高くても、「見切り」さえセットすれば3割の攻撃を回避する。この見切り分3割にもluck回避が乗るのかを確かめてみたい。
実験
そこで、103プリで回避を101.5、回避率を52%として湖畔B6のグールに叩かれる実験をしてみる。これは「見切り」なしでは、一切回避ができない状況。この状況で、見切りをつけ幸運を6にしてみる。
実験結果
グールに叩かれてみると、見切りによる通常の回避の他にluck回避も発生した。
結論
luck回避は見切り分にも乗る。
なので、内部的には通常の回避と見切り分による実際の回避率を算出し、そこにさらにluck回避分を上乗せするという計算をしていそう。