雄々しいと猛々しい

ソサさんの場合

昨日の日記で、あるソサさんの武器に付ける古代語としてどれが良いのかを考えてみた。

ソサなので巧み(%)が一番良いというのは予想通りとして、ちょっと面白かったのは二番目に良いのは雄々しいではなく猛々しいだったという点。

雄々しいは攻撃力を比率で上げる。一方で、猛々しいは素の攻撃力を上げる。
凄く単純化してしまえば、攻撃力は

(素の攻撃力) * (攻撃力上昇による倍率)

と言う形の掛け算で表され、猛々しいは左の成分を、雄々しいは右の成分を増加させる。 元々左の値が大きいときは、右を上げることの効果は大きく、逆に右が大きいときは、左を上げる事の効果が大きい。

今までの常識では、右側を上げることの効果が大きかった。けれども、先のソサさんの場合、攻撃力上昇が675%。少し前の常識では考えられないほどの値にまでなっている。なので、ここまでくると素の攻撃力を上げた方が上昇量が大きい。

物理職

そうなると今度は、物理職で雄々しいより猛々しいの方が強い、という人も出てくるだろうか気になるところ。

そこで、フレのパラさんとそのサブのアベさんに協力してもらい、どの古代語が有利なのかを検証してみた。

まずは、計算に必要な基本的なデータを集める。

データ

バフは聖女でもらうイベバフのみでの調査

パラ

筋力: 41

攻撃力(レイズなし): 5497-5750
攻撃力(+25%レイズ): 5746-6011

今使っている武器の古代語
猛々しい 13(+14)
雄々しい Lv15(+24%)

アベ

筋力 34
攻撃力(レイズなし): 3868-4103
攻撃力(+25%レイズ): 4103-4353

今使っている武器の古代語
雄々しいLv15(+24%)
巧み(%)Lv13

分析

パラの素の攻撃力を求めてみる。

レイズ25%で、攻撃力が5750から6011へ上がったので、素の攻撃力はおよそ

(6011-5750)/0.25=1044

となる。ただ、これには±4の誤差が生じるので、素の攻撃力は 1040 - 1048の範囲と考えられる。 そして、素の攻撃力を1044と考えて攻撃力上昇を求めてみると。

5750/1044.0 = 5.508

なので、攻撃力上昇は5.5倍 (450%up)、素の攻撃力は1045.5と考えてよさそう。

こうすると、

レイズなしで 1045.5 * 5.5 =5750.25
レイズありで 1045.5 * 5.75=6011.625

となって、測定値とマッチする。

また、筋力が41なので基礎倍率は 0.7*(1+0.06*41)=2.422となる。 筋力の効果で、攻撃力を+1すると素の攻撃力は2.422増える事になる。

なので、

攻撃力+1 → 素の攻撃力 +2.422 → 実際の攻撃力 2.422*5.75 = 13.9265 増える
攻撃力+1.5% → 実際の攻撃力 1045.5*0.015 = 15.6825 増える

となり、攻撃力+1より攻撃力+1.5%の方が上昇幅が大きい、なので「雄々しいの方が有利」という結論になりそう。

けれど、実はそう単純ではない。もう少し考えるべきことがあるのだけれど、続きはまた後日。