雄々しいと猛々しい(続き)

昨日は、あるパラさんの装備について調べ、古代語はどちらが良いかを比較した。
昨日の結論は雄々しいが良いというものだった。
けれど、実際には攻撃力 +1 と攻撃力 +1.5%を比較しただけで、古代語の効果の正確な比較とは言えない。

今日はもっと精密な比較をしてみたい。現時点で、先のパラさんは猛々しい(Lv13)&雄々しい(Lv15)という古代語を付けている。
これが、W雄々しいだったら、あるいはW猛々しいだったらどうかを比較してみる。

比較を簡単にするために、両方の古代語をLv15にした場合の比較をしてみる。

計算

現在の素の攻撃力が1045.5、攻撃力上昇が475%、筋力による基礎倍率が2.422だったことから

古代語 計算式 攻撃力
猛Lv15が2つ (1045.5+18*2.422)*(5.75-0.24) 6000.92
猛Lv15&雄Lv15 (1045.5+2*2.422)*5.75 6039.478
雄Lv15が2つ (1045.5-14*2.422)* (5.75+0.24) 6059.44

という感じで、やはりこの3つの中では、雄々しい2つが一番強い。
ただ、その差は意外と小さく、大体20くらいしか違わない。

バフの効果

ところで、昨日のデータはバフがイベの聖女バフ、レイズのみが付いた状態でのものだった。

ここで、攻撃力上昇のバフをもりもり付けたらどうなるだろう。例えば

モンクさん BS (+30%)
用兵の本 (+15%)
白い本 (+15%)
アレン薬 (+15%)

を全部つけたとすれば攻撃力バフが75%上げられる。そこで、攻撃力上昇を75%上げて計算しなおしてみる。

古代語 計算式 攻撃力
猛Lv15が2つ (1045.5+18*2.422)*(5.75-0.24+0.75) 6817.74
猛Lv15&雄Lv15 (1045.5+2*2.422)*(5.75+0.75) 6827.24
雄Lv15が2つ (1045.5-14*2.422)* (5.75+0.24+0.75) 6818.13

このとき実は、雄々しい2つより猛&雄の組み合わせの方が強い。

猛々しいで素の攻撃力を上げているとバフによる上昇量が大きくなるので、逆転現象が起きる。
猛が2つの場合、バフによる上昇量は一番大きいけれど、元が低かったために逆転は出来ていない。
ただ、雄2つにほとんど追いついていて、その差は僅か 0.4。

まとめ

なので、このパラさんの場合、古代語を両方Lv15にしていたとすると、
普段は雄々しい2つが一番攻撃力が高いけれど、バフもりもりの状態で一番攻撃力が高いのは猛&雄の組み合わせだということが分かった。

もちろん、これはこのパラさんに限った話で、他の装備で攻撃力上昇をもりもりしているからこそ起きた逆転現象。 攻撃力上昇の値がもっと小さい人の場合は今まで通り「雄々しいが一番強い」という事になるはず。
また逆に、このパラさんより、もっと攻撃力上昇をもりもりしていた場合は、「バフなし状態でも猛&雄が強い」となる可能性もあるし、さらにずっともりもりなら「猛2つが一番強い」という結論にもなりうる。

雄々しいと猛々しい

ソサさんの場合

昨日の日記で、あるソサさんの武器に付ける古代語としてどれが良いのかを考えてみた。

ソサなので巧み(%)が一番良いというのは予想通りとして、ちょっと面白かったのは二番目に良いのは雄々しいではなく猛々しいだったという点。

雄々しいは攻撃力を比率で上げる。一方で、猛々しいは素の攻撃力を上げる。
凄く単純化してしまえば、攻撃力は

(素の攻撃力) * (攻撃力上昇による倍率)

と言う形の掛け算で表され、猛々しいは左の成分を、雄々しいは右の成分を増加させる。 元々左の値が大きいときは、右を上げることの効果は大きく、逆に右が大きいときは、左を上げる事の効果が大きい。

今までの常識では、右側を上げることの効果が大きかった。けれども、先のソサさんの場合、攻撃力上昇が675%。少し前の常識では考えられないほどの値にまでなっている。なので、ここまでくると素の攻撃力を上げた方が上昇量が大きい。

物理職

そうなると今度は、物理職で雄々しいより猛々しいの方が強い、という人も出てくるだろうか気になるところ。

そこで、フレのパラさんとそのサブのアベさんに協力してもらい、どの古代語が有利なのかを検証してみた。

まずは、計算に必要な基本的なデータを集める。

データ

バフは聖女でもらうイベバフのみでの調査

パラ

筋力: 41

攻撃力(レイズなし): 5497-5750
攻撃力(+25%レイズ): 5746-6011

今使っている武器の古代語
猛々しい 13(+14)
雄々しい Lv15(+24%)

アベ

筋力 34
攻撃力(レイズなし): 3868-4103
攻撃力(+25%レイズ): 4103-4353

今使っている武器の古代語
雄々しいLv15(+24%)
巧み(%)Lv13

分析

パラの素の攻撃力を求めてみる。

レイズ25%で、攻撃力が5750から6011へ上がったので、素の攻撃力はおよそ

(6011-5750)/0.25=1044

となる。ただ、これには±4の誤差が生じるので、素の攻撃力は 1040 - 1048の範囲と考えられる。 そして、素の攻撃力を1044と考えて攻撃力上昇を求めてみると。

5750/1044.0 = 5.508

なので、攻撃力上昇は5.5倍 (450%up)、素の攻撃力は1045.5と考えてよさそう。

こうすると、

レイズなしで 1045.5 * 5.5 =5750.25
レイズありで 1045.5 * 5.75=6011.625

となって、測定値とマッチする。

また、筋力が41なので基礎倍率は 0.7*(1+0.06*41)=2.422となる。 筋力の効果で、攻撃力を+1すると素の攻撃力は2.422増える事になる。

なので、

攻撃力+1 → 素の攻撃力 +2.422 → 実際の攻撃力 2.422*5.75 = 13.9265 増える
攻撃力+1.5% → 実際の攻撃力 1045.5*0.015 = 15.6825 増える

となり、攻撃力+1より攻撃力+1.5%の方が上昇幅が大きい、なので「雄々しいの方が有利」という結論になりそう。

けれど、実はそう単純ではない。もう少し考えるべきことがあるのだけれど、続きはまた後日。

古代語比較

先週フレのソサさんに協力してもらい、ソサの武器に付ける古代語は雄々しいより
巧み(%)の方が強いという検証をした。

http://ochanikki.hatenadiary.jp/entry/2019/06/29/000000

そのソサさんから、%じゃない方の巧み(以下、巧み(+))の方ではダメなのか?と聞かれたので、その辺を調べてみる。

武器に付ける古代語

せっかくなので、武器に付ける攻撃系の古代語4つを全部調べてみる。その4つとは

猛々しい (攻撃力+)
雄々しい (攻撃力+%)
巧み(+) (スキ功+)
巧み(%) (スキ功+%)

これらの古代語をレベルいくつにすると、どのくらい上がるのかというのはロードスのwikiに載っている。

https://www65.atwiki.jp/lodossonline/pages/126.html#id_dc374cbd

幾つか抜粋してみると

古代語 初期値 増分 Lv9
猛々しい 2 1 10
雄々しい 3% 1.5% 15%
巧み(+) 2.4 1.2 12
巧み(%) 3.3% 1.65% 16.5%

という感じ。全て 1:1.5:1.2:1.65 という比になっていることが分かる。

なので、これらの古代語を同じレベルまで上げたときの効果を比較するには、

攻撃力 +1
攻撃力 +1.5%
スキ功 +1.2
スキ功 +1.65%

の効果を比較すればよい。これらが実際どの程度の効果をもたらすかは、人によって職によって全く変わってくるけれど、件のソサさんについて、その効果を計算してみる。

計算に使うデータはこんな感じ。

基礎攻撃力: 483.4
攻撃力上昇: 675%
スキ功(+): 183
スキ功(%): 59.5%
知力: 50

計算

知力による基礎倍率は
0.7*(1+0.06*50)=2.8

なので、それぞれの効果の計算はこんな感じ

攻撃力 +1 の効果

1*2.8*(1+675/100) = 21.7

攻撃力 +1.5%の効果

0.015*483.4*2.8 = 20.3028

スキ功 +1.2の効果

2*1.2*(1+2*59.5/100)*2.8= 14.7168

スキ功 +1.65%の効果

183*0.0165*2*2*2.8=33.8184

まとめると

古代語 伸び幅
猛々しい 21.7
雄々しい 20.3
巧み(+) 14.7
巧み(%) 33.8

という感じ。この値が大きいほど、古代語の効果が大きい。

巧み(+)は4つの中で一番低い。そして少し意外だったのは、雄々しいより猛々しいの方がやや上だという点。さほど差は無いと言えばないけれど、僅かに猛々しいの方が上。

今までの常識では、猛々しいより雄々しいの方が上だった。けれど、攻撃力(%up)の装備を積みまくればその分猛々しいの効果が高くなる。このソサさんの場合攻撃力上昇が675%と飛んでもない値なので、逆転現象が起きてしまったのだと思う。
最近の装備インフレの結果とも言える。

となると、ひょっとして物理職の人でも雄々しいより猛々しいの方が有利と言う人がそろそろ出てくるんだろうか。気になる。その辺の話はまた後日。

雄々しいと巧み(エレ)

昨日の日記で、エレにとって現状で、雄々しいと巧み(%)に大差ないと書いた。

今日は、このことについて詳しく見てみる。

フレのエレさんに手伝ってもらい、ステを教えて貰った

各種ステ

Lv 115エレ
魔攻(25%レイズなし) 1850-1918
魔功(25%レイズあり) 2041-2116

魔スキル攻撃力上昇: 98, 8.6%

知力 28

計算

まずは、攻撃力+% による上昇分を除いた攻撃力、いわゆる「素の攻撃力」を求めてみる。

レイズ25%によって、攻撃力が 2116-1918=198 上がっている。これが25%に相当するので、4倍して素の攻撃力は約 792と見積もれる。但し、この方法だと±4の誤差が生じてしまうため、誤差分も考慮して、素の攻撃力は 788 - 796 の範囲と分かる。

つぎに、知力による上昇分を除いた攻撃力、いわゆる「基礎攻撃力」を求めてみる。

0.7*(1+0.06*28)=1.876

で基礎倍率は 1.876なので

788/1.876=420.04
796/1.876=424.31

から、基礎攻撃力は 420.04 - 424.31 の範囲と見積もれる。
この値と 4.4*(スキル攻撃力上昇)の値の大小比較によって、雄々しと巧み(%)の優劣が見極められる。計算してみると

4.4*98=431.2

となって、僅かではあるけれど、巧み(%)の方が上という結果になった。
ただ、このくらいの僅差なら、ほぼ等しいと言ってしまってもいいかも。

このエレさんの場合、実はスキル攻撃力上昇の値があと3低ければ、逆転現象が起き僅かに雄々しいの方が上になる。実際計算してみると

(98-3)*4.4=418

となって、確かに基礎攻撃力を下回る。

スキル攻撃力上昇の内訳

このエレさんのスキル攻撃力上昇は、98だったけれど、その内訳を教えて貰った。こんな感じ


GP分 +65

称号
逃げの一手 +3
強化の玄人 +12
戦場の絆 +3
迷宮好き +15

65+3+12+3+15=98

となって、ちょうど98。 合計値があと3低ければ、僅かに雄々しいの方が上になるということだったので、今の場合、4つの称号のどれか一つでも取っていなければ結果が変わっていたことになる。

雄々しいと巧み(エレ編)

エレさん

先週の日記で、雄々しいと巧み(%)の優劣に関して、エレさんは将来的に巧み(%)のが上になる可能性があると書いた。

今日実際に、フレのエレさんに協力してもらい、雄々しいと巧み(%)の優劣を比較してみた。結論だけ言うと

「現状で雄々しいと巧み(%)は拮抗している。そのエレさんに関して言えば僅かに巧み(%)が有利」

となった。差は僅かなので、ちょっとした装備の変更で逆転もありうるし、他のエレさんは、雄々しいの方が有利という事も考えられる。なので、ざっくりと「現状は拮抗」と考えておくのが良いかも。

ただ、このペースで装備が更新されていくと、巧み(%)の有利度が増していくだろうなという気がしている。

他職

そしたら、他職はどうなのかと気になるところ。まず、物理職は雄々しいが断然有利でその優位性は今後も変わらない。巧み(%)に関して魔職が受ける4倍の恩恵が物理職には無いため。

レンジャーについては、魔法攻撃オンリーで行くなら巧み(%)も視野に入るかもだけど、物理型あるいはバランス型なら雄々しいの方が良さそう。

ウォロもドット重視なら雄々しい。ドットを捨てて攻撃スキルだけを強化したいなら巧み(%)のが有利になるけど、そんな人はたぶん居ない。

まとめ

なので、まとめると

ソサ: 昔から、巧み(%)が有利だった。 今後その有利度は増していきそう。
エレ: 昔は雄々しいのが有利だった。現状は拮抗している。今後は巧み(%)が有利になるかも。
レンジャー: 攻撃スタイルによる。
他職: 昔も今も雄々しいが有利。今後も変わらないはず。

という感じ。

エレさんが現状で、雄々しいと巧み(%)が拮抗しているという計算はまた後日。

雄々しいと巧み

訂正

二日前の記事で、とあるソサさんの装備を分析し、基礎攻撃力は 483.38と計算したけれど、ちょっと間違えていて、計算し直したら483.4だった。
面倒なので、昔の記事はそのままだけれど、もしかしたら後日訂正記事を書くかも。

雄々しいと巧み - お茶の国 プリ日記 ロードス島 調査兵団

雄々しいと巧み

二日前の記事では、ソサの武器に付ける古代語は、雄々しいと巧み(%)とどちらが有利かということを考えていた。基礎攻撃力とスキル攻撃力上昇の値が分かった場合、

(基礎攻撃力) > (スキル攻撃力上昇) * 4.4

なら、雄々しいが有利。逆に

(基礎攻撃力) < (スキル攻撃力上昇) * 4.4

なら巧み(%)が有利になる。

それで、実際に比較してみたところ「巧み(%)」が有利と言う結論になった。

では将来的に、今後のアプデ次第でこの優劣は逆転しうるのだろうか?もし逆転するとすれば 「基礎攻撃力」の伸びが「スキル攻撃力」の伸びの 4.4倍以上になる必要がある。ところが、過去1年間の変化を振り返って見てみると

2018年7月

基礎攻撃力: 415.74
スキル攻撃力上昇: 138

2019年6月

基礎攻撃力: 483.4 (67.66 増加)
スキル攻撃力上昇: 183 (45 増加)

という感じ。 つまり、1.5倍程度の違いしかない。

もし、今後もこのペースで進むなら、雄々しいと巧みの優劣が逆転するどころか、
ますます巧み(%)が有利になる。

エレの場合

としたら、逆に他職はどうなんだろう? 現状、雄々しいの方が有利とされている職が、将来的に巧み(%)のが有利になったりするんだろうか。例えばエレの場合、属性スキルが攻撃の主体。けれど、ソサの「スペルエンハンス」に相当するスキルが無いため、スキル攻撃力上昇が稼げず、結果的に「雄々しい」の方が有利というのが現状だった。
けれど、基礎攻撃力とスキル攻撃力上昇が1.5倍程度の比率で増えるというのが今後も続くなら、将来的には巧み(%)の方が有利になってもおかしくない気がする。

この辺については、もう少し詳しく調べた方がいいかも。

今回のアプデ

今回のアプデで、いろいろカバンが圧迫されている。公式情報を見て調べてみた。

GB

昨日デイリーでGBという箱が貰えたのはバグだったようで、今日の臨時メンテで修正されたみたい。既に獲得済みのアイテムのうち「夏の保養食」以外は使ってしまって問題ないらしい。「夏の保養食」は削除も売却も出来ないけれど、ギルドの入り口の所に居るメリッサで「宝玉のかけら」と交換できる。詳しくはこちら。

https://lodoss.pmang.jp/notices/2470

湖シリーズ・古代神殿シリーズ

もう一つよく分からなかったのが、湖シリーズと古代神殿シリーズ

これを 7月10日のメンテ開始前までに倉庫か所持品内に一つでも所持していたらマナの精髄が貰えるらしい。

複数所持していても無意味なので、余った場合はメリッサでアプデ記念箱と交換してもらえる。精髄が貰えるのがキャラごとなのか垢ごとなのかはよく分からない。詳しくはこちら

https://lodoss.pmang.jp/notices/2466?kind_index=3